ボストリッジ・ドレイクのシューベルト「水車屋」


イアン・ボストリッジとジュリアス・ドレイクによる、シューベルト「美しき水車屋の娘」所沢市民文化センターミューズでの公演。初所沢。


来る際にトラブルに巻き込まれて遅刻してしまい、6曲目から聴く羽目に。座席も後方に移動ということで、釈然としない気持ちになった。しょうがないけど。


豊かな残響を持ったホールで、リートには不向きだと思った。たぶん、オーケストラだといい塩梅になるんだろうな。席が後方だったということもあるんだろうけれど、ピアノのニュアンスはまるで伝わってこなかった。とにかく不鮮明な響きと、いらいらとした心理状態で、十分に聴くことができず残念だった。はっきりと指摘はできないけれど、二人の調子も悪かったんじゃないかな。


終演後は、前回のオペラシティよりずっとリラックスした様子でサインに応じてました。一番楽しみにしていた「水車屋」を、こんな不本意な形で聴いたのが悔しい。また、このコンビで近いうちに来日するといいなあ。